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寄せられたメッセージ


アシュトン教授

福島の災害について報告してくれてとても感謝しています。それ程のことを経験した(経験している)とは知りませんでした。話を聞いて言葉もありません。多くのストレスや失望にも拘わらず、日々の生活をとても上手にこなし続けたあなたは、非常に勇気あるたくましい人なのだと思います。

あなたにとって福島での被害は甚大であったにも拘わらず、あなたは、私とのやり取りの中で、それについてほとんど話すことはありませんでした。裁判では理解が得られませんでしたが、そのことは、あなたは非常に安定したパーソナリティを持った人だということでしょう。

私の経歴について親切なコメントをしてくれて有難う。世界中からベンゾに関する問い合わせが殺到し続けていて、忙しい日々を送っています。

日本の人々にベンゾ問題の注意喚起をすることで、あなたは立派なことを成し遂げるでしょう。ここ(英国)よりも、医師に対して従順であることが是認される国(日本)で、裁判を起こしやり抜いたあなたは勇気があります。

新たな称賛と共に成功を祈ります。

Heather


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ニュージーランドの友だち

Kia ora E hoa! (こんちは!)

返事がこんなに遅くなってしまって…。いつもの海の仕事なんだ。元気にしてるよ。最近は仕事がない時はバリ島住まい。

君は、君の意思の強さ、根性、焦点、それに戦うための強い精神力と身体でもって、何度も自分のキャラクターの本質を証明してきたね。出来る事は全てやったし、集中砲火の的にされ、何回もころんだけど、言うべきことは言ったよね。でもそんなことは君のがんばり続ける強い決意に何の影響もなかった。ころんでは立ち上がり、その度に二倍の努力をして来たんだ。君はニュージーランド人と、まさに人間の精神の永遠なる意思の強さにおけるすばらしいもの全てを行動で示してきた。

多くの人は、君はなんでこんなことまでするのか、無茶苦茶だと思ったのを僕は知っている。僕は一時でもそんなことを思ったことがなかった。僕は、人間は極地まで自分追い込むことができることをどの年代においてもだれかが見せることは大切だと思う。前世代の残したもので行きて行くことを選ぶ者、家でテレビでスポーツ番組を見るといった安易な生活をするのを望む者がいる一方、僕たちみんなが極度のストレス下にあったり苦境に立たされている時でさえ、何ができるかをだれかが再確認することも必要なんだ。

君はぼくらの年代でそれを証明した一人だ。いや、君は最終的に日本の組織に勝てなかった。それに、君は最後に莫大な慰謝料ももらわなかったし、競技場の応援してくれたファンの前で金メダルをもらった訳でもない。こういったことが君のやって来たことの動機の一部だっただろうけど、でも実際は君が焦点とすることのささやかな一部でしかなかったんだ。その焦点は君と同じような経験をした人を助けること、そしてこのようなことが再び起こらないようにすることなんだよね。

ぼくらが金儲けにいそがしくしているあいだ、君はしっかりした人生の目的を持っていたんだ。何とすばらしいことだろう。見ろ!君はもうすでに他の人の人生に意味のある影響を与えているんだ。それ自体が褒美なんだ。本当の褒美だ。君のように社会のために戦う人への尊敬や憧れをこれまでに疑問に思ったことがない。そして、今回の君の努力のおかげで、その気持ち(尊敬や憧れ)が更に強くなった。

福島の災害がさらに問題を投げかけることになったね。でも、夏に駒ヶ根で楽しい時を過ごせてぼくもうれしいよ。自分もたまにはそういうことをしなきゃね。バリで1月から家を借りるから、君も時間があったら来いよ。

大切な友達へ

Ed エド


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大学日本語科の先生

ウエインさん

お元気ですか。新聞(ジャパンタイムズ)を送ってくれてありがとう。受け取ってすぐに読みました。記事ではこのケースを客観的に見ていて、それでいて細かく書かれていますね。とてもいいと思いました。担当記者はきっと詳しく調査をしたのでしょう。

新聞に載ることによって、日本の医療体制や「専門医」と言われる人たちの信頼性に関する意識が高まるのは本当にすばらしいことです。本当によくやりましたね。実際に勝ったのはウエインさんです。これによって、ウエインさんはきっとこのようなひどい、とんでもない治療を受けた多くの人々を助けただろうと思います。

新聞は他のスタッフにも回しました。私はまだ全部読んでないので、早く戻してほしいんだけど、まだなんですよ!またこれからも時々様子を知らせてください。そして、何かできることがあれば、いつでも言ってください。お体をお大事に。そして楽しく、ね。

たか


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日本人の友だち

このサイトにあるようにウェインさんは目眩で耳鼻科系の診療科を受診しベンゾ依存になり苦しみました。

医師を相手取って裁判をやりましたが結果は非常に残念なものでした。ウェインさんは薬物依存に陥った後、母国のニュージーランドに帰国して薬物依存専門治療施設で治療を受けたにもかかわらず、裁判では「薬物依存であったことは認められず、単なる自律神経失調症であった」と結論付けられました。「裁判は地獄のようだった」とウェインさんは述べています。

裁判ではひたすら医師が守られました。ウェインさんは、NZで彼を診察し意見書を書いた薬物依存専門医であるジャドスン医師を証人として法廷で意見陳述する機会を設けるよう裁判官に二度訴えたにも拘わらず、その求めは正当な根拠が示されることもないまま却下され続けました。

また、ウェインさんと弁護士は、ある権威的な日本人精神科医に意見書を作成してくれないかと打診しました。その精神科医が過去にベンゾ常用量依存に関する論文を書いていたからです。しかし、いざ意見書作成を依頼してみると、その精神科医は「ベンゾジアゼピンは臨床用量では依存は起こらない」という趣旨の回答をし、意見書作成の依頼を断ってきたそうです。二枚舌の根性なしだとつくづく感じます。

ウェインさんが非常に苦労したのは、裁判中に福島の大災害や原発事故にも遇ったことです。住む場所も仕事も失い避難所を転々としながら、その地獄のような裁判を支援者もないままたった独りで闘い続けました。彼は多くの裁判関連資料を自力で作成しています。もちろん日本語でです。避難所でロウソクの灯りをたよりに書いたこともあったそうです。

ウェインさんは昨年末に病身の母を見舞いにNZに帰国しましたが、また日本に戻って来ました。やはり母国に帰るとリラックスできて体調も良くなるそうですが、それでもやはり、日本でもう少し活動を続けたいとのことです。

今、日本のベンゾ問題について、口先だけではなく、最も精力的に“行動”しているのは日本人でも所謂良識派精神科医でもありません。ニュージーランド人のウェイン・ダグラスさんです。もう数えきれないほどの国内外のマスコミ各社にこの問題について取り上げるよう実際に働きかけています。先日は、また別の複数のマスコミ関係者とアポをとったそうです。精神医療学会にもコンタクトをとっています。口では薬物療法に批判的な精神科医は何人かいますが、ここまで行動している医師はいますか?

ウェインさんのサイトの内容については色んな意見が有ろうかと思います。異論もあるかもしれませんが、そこには西洋と東洋の文化の違い、発想の違いがあるということをどうか忘れないで頂きたい。

日本が好きで日本で生活していた外国人が、日本のおかしな医療や司法で、頭がおかしくなりそうなまでに苦しみ抜きました。今も心に深い傷を残しています。

今も生活に困窮していますが、もう少し日本で活動を続けたいそうです。


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日本語訳について

このサイトの主要言語は英語です。裁判で使用された日本語の原文を除き、日本語はすべて翻訳となっています。

その翻訳は私自身を含む複数の人によって手がけられました。従って、品質やスタイルなどに違いが見られます。

私の母国語は日本語ではありませんので何卒ご理解いただきたくお願い致します。その結果として、日本語が不自然に響く箇所があるかと思いますが、どうぞご了承ください。

Challenges

There were many challenges in my case.

These included fighting a world famous doctor in another country and language, acting as go-between for a harsh natured Japanese speaking lawyer and a sensitive natured English speaking doctor, making my Supreme Court Appeal whilst evacuating from Fukushima etc during the 3/11 disaster etc…

インスピレーション

裁判という究極のストレスに悩まされるチャレンジにおいて、私はいつもラグビーNZ代表のオールブラックス、とりわけキャプテンのリッチー・マコウ(Richie McCaw)からインスピレーションを得て、それを活かしていました。

状況がどんなに厳しくなろうと、どんなに不当に扱われようと、彼らが不平を言うことは決してなく、ただただ前進していくのです。

素晴らしい!

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