第二章
2.診断とDSM-IV-TR
下記は、賠償訴訟の手続きが開始される前に、当職らがいかにウェインの当初の依存症診断を確定できたかに関する、当科のカルテにある情報に基づく説明である。
原注:ウェインの法的賠償訴訟の結果、ますます多くの質問が尋ねられ、それに続いて、日本での患者カルテ情報の内容などの多くの更なる情報が事後、明るみに出てきた。この更なる情報の殆どは第三報告書の依存症診断に考究され適用されたものであった。事後出てきた更なる情報の多くが実際に依存症診断を支持するものであるが、この第四報告書の本章では、2001年4月にウェインが当科に来院した際の当初の依存症診断に用いられた方法に焦点を合わせてみたい。
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2.2 診断の元々の根拠(原因追究)
2.2.1
第一報告書で説明したように、当職らが最初に実行したことの一つはウェインの掛かり付け医であるウィットウェル医師からの紹介状を考慮することであった。この紹介状で注目すべきことは、ウェインが非常に強く中止することを望んでいたが漸減療法に困難を覚えていた事実であった。これは、“漸減を試みているが、困難している。患者はこれらの薬物の中止に非常に必死である”という記録により証明される。
2.2.2
ウェインの来院時の履歴で注目すべきことは、当科で彼が診察を受けるまでの約10カ月の期間、彼がベンゾジアゼピンの複数の組み合わせと、三環系抗鬱薬を処方されていた事実である。続いて、当職らは、少なくとも50~100%の可能性で、彼がただ処方の期間と投薬量のみにより、依存を生じたと断定することができた。
2.2.3
ウェインに対し問診を行ったところにより、当職らは最初の全体的臨床像をまとめることができた(第一報告書、項目2.2)。これらの問診により、当職らはまた、ウェインが薬物に依存するようなパーソナリティを有してはいなかった事実を確認することができた。これは彼自身がベンゾジアゼピン投薬から距離を置く熱心さと、彼の既往歴から証明された(患者カルテ情報5頁参照)。
2.2.4
DSM-IV-TRの適用もまた考慮された(次頁参照)。
原注:当職らはまた甲状腺機能検査、血糖検査、全血球検査を含むいくつかの検査を行った(患者カルテ情報17頁参照)。これらは、彼の“苦しい”感じを説明し得るその他の理由があったかどうかを確認するために行われた。当職は、ウェインの症例で行ったように、より一般的な疲労感を除外するためにこれらの検査を行うことが多い。また、その時に行った検査はU&E(腎臓機能の検査)、LFT’s(肝臓機能検査)であり、全ての検査結果は正常範囲内であった。
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2.3 初期評価に基づくDSM-IV-TR
2.3.1
下記のように、DSM-IV-TR基準はウェインの初期評価に適用することができる。
(基準1) 耐性
ウェインは諸症状がいくらか落ち着いたと報告したが、その直後に彼の症状がその他の症状と共にぶり返した事実で耐性が証明された。これは、ウェインが当科に来院した際に提出した彼のタイプされた記録の3頁にある(患者カルテ情報9頁)、“私の状態はある程度落ち着いた(初期)ものの、以前に言及した殆どの症状に悩まされ続けていた...それに加え、更なる症状が発現し始めた...”という文により支持される。
更に、第三報告書、項目2.1で述べたように、当科での漸減療法にてウェインに離脱症状が生じた事実もまた、彼に耐性が発現していたことを裏付けるものである。それは、もし患者が耐性を発現していなければ神経学的な順応はなく、離脱も起こることはないため、離脱と耐性は相互に関連し合っているという事実のためである(第二報告書、1頁)。
原注:耐性の基準の適用に関する更なる情報は、第三報告書、項目2.1を参照。
(基準2) 離脱
2.3.2
2004年9月10日付の当職作成に係る最初の書簡で言及したように、2001年4月19日にウェインが最初に当科に来院した際、彼は全ての病歴をタイプしたものを当職と薬物解毒療法担当看護師に渡した(患者カルテ情報7~11頁参照)。この病歴に含まれていた多くの症状はベンゾジアゼピン離脱及び/またはその副作用と合致した。
2.3.3
第一報告書、項目2.3-2で述べたように、ウェインの症例では、彼が当科において診察を受けるまでのおよそ10カ月間にわたりベンゾジアゼピンが処方され続けており、その処方期間の長さのみに基づいた離脱症候が生じたであろう蓋然性は、極めて高い。
2.3.4
ウェインが離脱症候の基準を充足したことは、彼の治療の間に耐性により初めて生じた症状(第三報告書、項目2.2.3)から、或いは、下記にある患者カルテ情報に記録されているように、彼が全部の薬剤の服用を減らした際に当初では悪化した、または、初めて発現した下記の症状から明らかであった。
No. | 第三報告書、項目2.2.9で述べた離脱症状 | 患者カルテ情報との一致(初期評価) |
1 | 顔面のピリピリ感 | 22頁 |
2 | 筋肉運動協調の喪失 | 22頁(腕及び手) |
3 | ミオクローヌス反射 | 22頁(不随意運動) |
4 | 油っぽい体臭 | 22頁(過敏性の増加) |
5 | 関節痛の増大 | 22頁 |
6 | 筋肉の硬化 | 18頁(2001年5月21日)及び21~22頁 |
7 | 目まいの悪化 | 18頁(2001年4月30日) |
8 | 側頭動脈の拍動の悪化 | 18頁(2001年4月30日) |
9 | 視覚障害の悪化 | 18頁(2001年5月21日)及び21頁 |
10 | 情緒不安定の増大 | 10~11頁(神経衰弱寸前と感じる) |
11 | 動悸の増大 | 10頁 |
12 | 胸部の圧迫感 | 11頁 |
13 | ほてり | 10頁 |
14 | 過敏性 | 10頁(興奮と緊張感) |
第一報告書、項目3.1.6で述べたように、当科はウェインに、2001年4月19日の彼の最初の診察時にベンゾジアゼピンについての情報を提供した。これにはそれらが処方される理由、どのように作用するか、副作用と離脱の性質、及びその症状をどのように見分けるかが含まれていた。
2.3.5
この認識の高まりにより、ウェインはその他いくつかの離脱症状を見分けることができ、2001年5月21日の彼の最後の診察においてタイプされたリストを提供した(患者カルテ情報21~22頁参照)。この離脱症状のリストには、薬物治療中に初めて発現したもの及び、2001年5月5日に彼が完全に服用中止した後に発現した新しい症状が含まれていた。
原注:2001年6月5日付の当職作成に係るウィットウェル医師へ宛てた書簡で、ウェインが彼の服用量を減量した時、めまい、側頭動脈の拍動、及び頭痛がぶり返したが、減量後5日間で急速に落ち着いたと言及した。これは症状が漸減療法の前段階以前のレベルに戻ったことを意味するのであり、完全に落ち着いたということを意味するのではない。
更に説明すると、これは、ウェインが、減量した際には常に症状の悪化を経験した事実を示している。彼はまた上記に加えて数多くのその他の離脱症状を経験し(カルテ情報10、11、21、22頁参照)、それらの多くは完全な断薬の約6カ月後まで完全には落ち着き始めなかった。これは2001年の11月のウィットウェル医師の患者カルテ情報の記録、“殆どの部位でゆっくりの改善”、及び2002年1月の記録、“症状‐視覚の問題以外は殆ど改善”という文により支持される。また、2002年1月には、Oセンターの患者カルテ情報の3頁に記録されているように脈拍数が90(頻脈)から68(正常)に戻った。
原注:離脱の基準の適用に関する更なる情報は第三報告書、項目2.2を参照。
(基準4) 制御不能
2.3.6
制御不能の基準に関しては、ウィットウェル医師の当科への紹介状に、ウェインは“漸減を試みているが、困難している”(精神保健・中毒治療科の患者カルテ情報23頁参照)とあった。
原注:下記は2001年4月9日付のウィットウェル医師の患者カルテ情報に記入されたものである。
疲労 – 服用薬
アルプラゾラム 0.4mg 就寝前1錠
リボトリール 0.4mg 就寝前1錠
離脱に悩まされている
制御 (新訳注:離脱症候を制御しようとしている意味)
フルオキセチン20mgを加える
??自宅解毒を考慮
これは第三報告書、項目2.3の制御不能を支持するものである。
更に、これは、第三報告書、項目2.3に、症状の悪化のため、M医師がウェインの摂取を1日3回から2回に減量するべきかどうかわからなかった事実が述べられており、その記載と合致するものである。
2.3.7
賠償訴訟の手続き開始後に、その他の不成功に終わった減量の試みが明らかになった(上記の項目1.5.1参照)。
原注:制御不能の基準の適用に関する更なる情報は第三報告書、項目2.3を参照。
(基準6) 生活に対する打撃
2.3.8
ウェインが当科に来院した際、彼がもう働くことができていなかった事実により、生活に対する打撃に悩まされていたことが明らかであった。
2.3.9
第二報告書で述べた内容で特に注目すべきことは、治療開始前に、職責の軽い仕事とはいえ、彼はまだ日本でなお勤務し続けることができていた事実であるが、治療途中で契約通りの仕事をこなすことが難しくなり(その結果、契約を途中で解約することに至った)、その後、1年以上の間、全く就労することができない状態になってしまった。
原注:生活に対する打撃の基準の適用に関する更なる情報は、第三報告書、項目2.4を参照。
(基準7) 有害であることを知っているにもかかわらず使用を継続したこと
2.3.10
第三報告書、項目2.5.1で述べたように、ウェインが、診察時に常に彼の状態に関する詳細な記録を作成した事実は、彼は自身の置かれている状況に対して常に自覚をもっているタイプの性格であるということを示している。
2.3.11
ウェインが当科に提供した病歴の中で注目すべきことは、薬物治療開始後の約4カ月の時点で発現した更なる症状のリストであった。更に彼がこれらの新たな症状を発現したことを自覚した後、彼は別の病院で別の治療法を受ける努力をした(患者カルテ情報10頁参照)。
2.3.12
薬剤が彼に有害である可能性があるとの認識があったにも関わらず彼は使用を継続した。これは有害であることを知っているにもかかわらず使用を継続したこと、の基準を立証するものである。
原注:有害であることを知っているにもかかわらず使用を継続したことの基準の適用に関する更なる情報は、第三報告書、項目2.5を参照。
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2.4 初診時の症状
2.4.1
ウェインの当科への来院の際において考慮すべきことは彼のタイプされた記録に含まれていた症状のリストである(患者カルテ情報10~11頁参照)。このリストに含まれていた症状は第三報告書、項目2.1.3/甲A12号証及び項目2.2.3/甲A26号証で述べられているものと合致している。
2.4.2
また、多少の変化もある。例えば、甲A12号証には、ウェインが、ベンゾジアゼピン服用後1カ月半の時点で初めて動悸を発現したとあるが、患者カルテ情報、10頁のタイプされた記録によると、彼は10月から動悸を発現したとある。
2.4.3
また、ウェインのタイプされた記録の2頁(患者カルテ情報8頁)には、2000年5月16日の時点で彼の最初の目まい発作に続いて起こった症状群の中に“顎の痛み”を挙げている。ウェインとの書面によるコミュニケーションにて、彼は、これは間違いであって、顎の硬化は2000年10月までは発現しなかったこと、それ以来は顎が動かなくなり、彼の体全体に広がる全般的な筋肉の硬化を伴ったと報告した(第三報告書、項目3.3.17)。
2.4.4
これは、2000年12月のX医師へのウェインの手書きの記録で初めて報告される以前には、いかなる患者カルテ情報をも含むその他のどの書類にも顎の痛み/硬化が言及されていない事実と合致する(第三報告書、項目2.2.3/甲A26号証)。
2.4.5
ウェインの最初の陳述書(8頁、項目7)によると、彼の出身国以外の国で精神病施設に収容されることを恐れたため、彼は心理的な症状(彼が治療中に発現したもの)をX医師には知らせなかった。
2.4.6
しかし、当科での診察時には、彼はこれらの症状を訴えた。これらには、興奮と緊張感を感じる、情緒不安定、(慢性的)不安、気分が爆発しかける/狂いそうになる感じ、気分動揺、(慢性的)抑うつ、神経衰弱や混乱を感じることが含まれていた(患者カルテ情報21頁参照)。
2.4.7
気分動揺と攻撃性もまた、友人や家族の陳述書に記録されている(第三報告書、項目2.4.3~4)。
2.4.8
パニック発作は最初、興奮と緊張感を感じる、情緒不安定、気分が爆発しかける等の症状で説明されていたが、ウェインのその他の症状の殆どが落ち着くまで、また、ウェインがあらゆる出版物を通して、及び第一報告書を執筆中に当科の追跡ディスカッションを通してベンゾジアゼピン依存症の悪影響について更に学ぶまで、パニック発作であるとは気付かなかった。
2.4.9
第三報告書、項目1.2で述べたように、依存症診断を確定する際、単に症状を分析するだけでは十分でなく、むしろ全てが、患者の既往歴/病歴、全体的臨床像、DSM-IV-TRの基準の適用、及びこれらの情報を合わせた関係の中で考究される必要がある。
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2.5 回復(追加情報)
2.5.1
第三報告書、項目3.1.2で記されたように、ウェインは断薬した最初の年に殆どの症状が快癒し、多くの症状は最初の3カ月で落ち着いた。要約の項目11にも記されたように、彼は“彼の殆どの症状から最初の離脱段階を終了した時から約3カ月以内に快癒した”。最初の離脱段階が数カ月かかったとし、また彼の多くの症状がその後3カ月で改善し始めたとすれば、断薬後約6カ月の時点で回復の兆候を示し始めたということになる。
2.5.2
これは2001年11月1日のウィットウェル医師のカルテに記入されている、“殆どの部位でゆっくりの改善”という箇所で確認できる。
2.5.3
更に、ウェインが時間とともに順調に回復し続けた事実は、2002年1月8日付のウェイットウェル医師の、“症状‐視覚の問題以外は殆ど改善。仕事復帰を考えている”という文で支持されている。
2.5.4
2004年9月10日付けの当職作成による最初の書簡で述べたように2003年1月と2003年4月に再びウェインを診た時、彼が最初に当科に紹介された時よりも全体的な身体及び心理的な健康の状態が大きく改善されたことは明白であった。これは、心理士、アラン・ガイの、“とても元気そうであった + 前回ここで会った時よりも安定して体重が増加しているとの報告。明らかな気分障害はない”という記入により支持される。また、2001年5月に漸減療法終了してからベンゾジアゼピンを摂取していない事実も注目された。(精神保健・中毒治療科の患者カルテ情報19頁参照)。
2.5.5
更に、2004年9月に当職が再びウェインを診た時、ベンゾジアゼピン不使用のために彼の状態が改善し続けていることが明白であった。このことはカルテに、“今日は、彼は以前(2003年4月)より健康で調子が良い。ウェインは見た目も元気そうだ-ベンチプレス180kg”と記録されている。
原注:ウェインはそれから当職に、実際に彼がスクワット180kg及びベンチプレス100kg以上を行っていると伝えた。しかし、どちらにしても、それは当職らが彼に最初に会った時、彼が歩くのも難しかったことを考慮すると、かなりの改善であった。
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2.6 記録
2.6.1
当職によるウェインの診察は、2004年8日(新訳注:原本には月がないが、9月との日付)までに、精神保健・中毒治療科の患者カルテ情報に記録されている。
2.6.2
それ以降のウェインの賠償訴訟に関する更なる作業の全ては当職の労働時間外に無償で行われている。そのため、2004年9月以降のウェインの症例に関する通院記録は残されていなかった。
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その翻訳は私自身を含む複数の人によって手がけられました。
私の母国語は日本語ではありませんので何卒ご理解いただきたくお
「ベンゾジアゼピンを飲むと災難がやって来る。」
アンドルー・バーン医師
オーストラリア, NSW, レッドファーン
ベンゾジアゼピン依存 (1997)
「もし何かの薬を飲み続け、それが長い長い災難をもたらし、あなたからアイデンティティをまさに奪い去ろうとしているのなら、その薬はベンゾジアゼピンに違いない。」
ジョン・マースデン医師
ロンドン大学精神医学研究所
2007年11月1日
「我々の社会において、ベンゾは他の何よりも、苦痛を増し、より不幸にし、より多くの損害をもたらす。」
フィリップ・ウーラス下院議員
英国下院副議長
オールダムクロニクルOldham Chronicle (2004年2月12日)
「ベンゾジアゼピン系薬剤はおそらく、これまでで最も中毒性の高い薬物であろう。これらの薬を大量に処方してきた途方もなく大勢の熱狂的な医師達が、世界最大の薬物中毒問題を引き起こしてきたのだ。」
薬という神話 (1992)
「薬があれば、製薬会社はそれを使える病気を見つける。」
ジェレミー・ローランス (ジャーナリスト)
インディペンデント紙 (2002年4月17日)
「製薬会社に対して、彼らの製造する薬について公正な評価を期待することは、ビール会社にアルコール依存に関する教えを期待するのと同じようなものである。」
マーシャ・エンジェル医師
医学専門誌"New England Journal of Medicine"元編集長
「ベンゾジアゼピンから離脱させることは、ヘロインから離脱させるよりも困難である。」
マルコム・レイダー教授
ロンドン大学精神医学研究所
BBC Radio 4, Face The Facts
1999年3月16日
「長期服用者のうち15%の人たちに、離脱症状が数ヶ月あるいは数年持続することがある。中には、慢性使用の結果、長期に及ぶ障害が引き起こされる場合もあり、これは永続的な障害である可能性がある。」
ヘザー・アシュトン教授
医学博士、名誉教授
Good Housekeeping (2003年)
「クロノピン(クロナゼパム)とは恐ろしい、危険なドラッグだ。」
この気の毒な問題に取り組む全ての関係者は、トランキライザー被害者の為に正義を提供するよう努めるべきである。
「'benzo.org.uk'というサイトは実に素晴らしい。」
マーシン・スライズ
ロシュ社ポーランド 製品マネージャー
スティーヴィー・ニックス: “嘘をついて”(Little Lies)
医師: ベンゾジアゼピンを飲めば気分が落ち着くから、もうコカインに戻ることもないよ。
歌手のスティーヴィー・ニックスは自身のベンゾジアゼピン処方薬離脱経験を「“地獄”のようでコカインやヘロインからの離脱よりも質が悪かった」と表現しながら、クロノピン(リボトリール)の危険性を訴えています。
「クロノピンは私をゾンビにした」(スティーヴィー・ニックス, US Weekly, 2001)
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